LAでまいど!新喜劇が爆笑公演

tane-chan2006-07-04

(スポーツ紙より)

吉本新喜劇が、米アカデミー賞の授賞式会場として知られるハリウッドのコダックシアターで日本の劇団としては初めて公演を行い、終演後に1分11秒に及ぶ拍手を浴びた。座長の内場勝則(45)今田耕司(40)が絶妙の間で芝居を進め、ベテラン池乃めだか(63)らが満員の2600人を満足させた。大成功を受けた吉本興業は早くも来年、米国ツアーを行うことを決めた。
 世界が注目するアカデミー賞授賞式の舞台に、うどん店のセット。茶系に深い紅色の基調の劇場に「ホンワカ、ファッファ…」の音楽が流れ、のれんを山田花子(31)がくぐった。世界の俳優の聖地に、ブサイク度で“日本代表”の女優が、体をくねらせる得意のポーズで登場して、究極のミスマッチ公演が幕を開けた。
 レイザーラモンHG(30)だけはキャラクターで勝負。日本国内と錯覚しそうな客席からの「フォーッ」の大合唱で迎えられると、腰を振り、今田の股間に顔をうずめてこたえた。総勢15人の役者のそれぞれが自分の仕事をしっかりこなし、爆笑を誘った。
 観劇したネイサン・グリーンさん(28=教員)は「もっと短いかと思ったけど、長くてしっかりした芝居で驚いた。とても面白かった」と満足そうに拍手を送っていた。
 吉本は終演後「毎年の海外公演を定例化したい。来年はラスベガス、ハワイも回ってツアーにする」と話した。今田も「欧州にも日本人はいる」と話し、藤井隆(34)も「新喜劇には末成(由美)さん、島木(譲二)さんら、見せたい人まだまだいっぱいいますから」。吉本の海外進出に一層の拍車がかかりそうだ。